
やっぱりプロスポーツ業界で働きたい!
プロ野球、Jリーグ、Bリーグ、SVリーグ…
こんな思いを持って多くの人が体育系大学や医療系専門学校へ進学し、卒業後も志高く活動していると思います。
ただ、多くの人が最初にぶつかる大きな壁があります。

あれ?でも、プロスポーツ業界に繋がる求人って全然出回らない。
- 求人が出ていない。
- パイプ(コネ)が必要と言われる。
- 現場経験がないと入れない。
- そもそも募集情報を見つけられない。
スポーツ業界は、“ 閉ざされた世界” なのです。

大学の時も、専門学校の時も
「一握りの人間しかなれないぞ」と先生に言われてきたしね。
特にアスレティックトレーナー(AT)は、長年「一握りしかなれない職業」、「不安定な職業」と言われてきました。

ただ、最近のプロスポーツ業界は、その空気感が少しずつ変わり初めている。
本記事では、筆者たんたんのプロチームにおける経験談と現在におけるアスレティックトレーナー求人事情について解説します。
Jリーグクラブでも“公募求人”が出る時代へ。
近年、Jリーグクラブを含めたスポーツチームで、アスレティックトレーナーの公募が出るケースが増えてきました。
以前であれば、
- すでに活動している知人からの紹介。
- 内部昇格(ユースチーム→トップチーム)
- 長年の帯同実績。
- インターンからの抜擢
など、“ 業界内で繋がっている人 ”しか情報が届かないケースが少なくありませんでした。
しかし現在では、
クラブ公式サイトやSNS(主にX)を通じて募集が公開されることが増えてきました。
これは、プロスポーツ業界を目指す人にとって、大きな変化であり期待値が膨らみます。
「誰でもなれる時代」になったわけではない。
ただし、誤解してはいけない部分もあります。
公募求人が増えたからといって、
簡単にプロスポーツ現場へ入れるようになったわけではありません。

募集要項を見てみると応募のハードルが少し高く感じるかも。
上記2つのプロJリーグクラブの求人を見てみると、
- 鍼灸師
- JSPO-AT(日本スポーツ協会認定アスレティックトレーナー)
- エリートスポーツの帯同経験(プロスポーツクラブ、日本代表チームなど)
- 継続的な学習歴
- コミュニケーション能力
- 英語力
など、高い専門性が求められています。

応募資格でこれらの条件が求められるということは、
「これらを元に何が出来るのか?(専門性)」も整理して準備しておく必要がありそうだ。
つまり、
「入口は見えやすくなった」
一方で、
「求められるレベルは依然として高い」
ということが見えてきます。
“ 情報格差 ”が小さくなってきた。
それでも、
昔と比べるとスポーツ業界は確実に変化しています。
以前であれば、
- 求人情報すら回ってこない。
- どんなキャリアを歩めば良いのかすらわからない。
- 何を勉強すれば良いのかが見えない。
という状態が当たり前でした。
しかし現在は、
- X
- クラブ公式サイト
- YouTube
などを通じて、
現場の情報や募集情報へアクセスしやすくなっています。
“ 情報を持っている人だけが有利 ”だった時代から、
“ 情報を取りに行く人がチャンスを掴む時代”へ変わりつつあるのかも知れません。

本当にプロスポーツ業界へ行きたいのならば、
該当する種目のクラブ公式SNSは、絶対にフォローしなきゃダメだ。
そして逐一確認をする。毎日確認をする。
鍼灸師にもチャンスはあるのか?
スポーツ業界を目指す鍼灸師にとっても、この流れは無関係ではありません。

今までのアスレティックトレーナーの募集は、理学療法士 × JSPO-ATというパターンが多かった。
鍼灸師、柔道整復師、理学療法士と国家資格がある中で、
“「鍼灸師」だけが募集要項に出てくる”
ということは、何か業界に変化があったのかも知れない。
近年は、
アスレティックトレーナー業務内容も幅広く展開されています。
- コンディショニング
- リカバリー
- 疼痛コントロール
- 睡眠サポート
など、鍼灸師が得意とする分野がスポーツ業界で注目される場面も増えています。

現代のアスレティックトレーナーは、治療・リハビリに限らず障害予防のエクササイズ指導、トレーニング指導まで幅広く求められるんだ。
- S&Cコーチが担当するトレーニングへの理解。
- 競技特性への理解。
- 動作評価能力。
- 運動学。
- コミュニケーション能力。
- チームスタッフと共通言語で話す能力。
これらを習得することでスポーツ現場で戦える可能性は十分にあります。
“待つ” から “攻略する”へ。
かつてスポーツ業界は、
「運が良い人だけが入れる世界」
のように語られることがありました。
しかし、今は少しずつ変わってきています。
求人が表に出始めて、情報はSNSで広がり、学べる環境も増えています。
もちろん簡単な道ではありませんが、
挑戦できる入口は以前より確実に増えています。
スポーツキャリアは、待っていて始まるものではない。
情報を集め、現場に出て、学び続け、自分の武器を作る。
そうやって少しずつ攻略していくものなのかも知れません。

